ドイツのカードゲームに「オレセン・ノイエ」が登場!

「オレセン・ノイエ」が、ドイツのオストウェストフェレン・リッペ応用科学大学(TH OWL) のデザイン戦略研究所(IDS)により開発された都市計画・建築に関するプロジェクト「URBAN PLAY」(カードゲーム)に採用されました。

日本ではカードゲームというと、子どもの遊びや特定の愛好家のためのもの、というイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし欧州、特にドイツでは、カードゲームやボードゲームは世代を問わず親しまれる、とても身近な文化なのだそうです。

家族や友人が同じテーブルを囲み、会話をしながらゲームを楽しむ。そこには、単に勝ち負けを競うだけではなく、人が集まり、時間を共有するための「社交の道具」としての役割があります。デジタル機器に囲まれて暮らす現代だからこそ、画面から離れ、カードや駒を手に取りながら人と向き合う時間も、あらためて魅力を増しているように感じます。

また、ドイツを中心に発展してきたゲームには、大人も夢中になれる戦略性があります。運だけでは決まらず、かといって経験者だけが勝つわけでもない。ルールは比較的シンプルでありながら、遊ぶたびに展開が変わり、何度でも楽しめる。その奥深さも、長く愛されている理由のひとつだと思います。実際、我が家でも小学生の娘と、ドイツ生まれの人気カードゲーム「ニムト」を時々プレイします。覚えるのは簡単なのですが、相手の動きを読みながらカードを出していくと、なかなか奥が深く、大人も子どもも一緒になって楽しめます。何度遊んでも同じ展開にならず、飽きることがありません。

建築もまた、人の暮らしや時間のなかに入り込み、誰かの記憶の一部になっていくものだと思います。今回、私たちが設計した建築が、こうした欧州の豊かなゲーム文化のなかに一枚のカードとして登場し、遠く離れた場所で誰かの手に取られることを、とても嬉しく感じています。