撮影

2011 年 5 月 17 日

「ショウナン・ノイエ」の撮影だと言うのに、今朝の東京は薄雲り。日差しはあるものの青空が見えません。昨日は晴れていたのに・・・僕の普段の行いが悪いせいでしょうか。

2011年5月16日(月):

建築写真家の小川重雄さんと午前10時に逗子駅で待ち合わせ。朝方よりは若干日差しも強くなり、何とか撮影に耐えうる天気かなという状況で建物全体を見て頂きました。実は、今日の撮影前に工務店さんと1年点検も行う事になっていたので(小川さんには御無礼承知で時間調整にご協力いただきました。申し訳ありません!)、そちらを先に終わらせてから本格的に撮影開始です。

「ショウナン・ノイエ」には二人の小さなお子さんがいらっしゃるのですが、不思議なくらい綺麗に使われています。奥さまのお話を聞くと、子供が汚した壁を拭いたり、ペンキでタッチアップされたりと、もちろん努力はされているそうですが、よほどひどい汚れや傷でなければ許せるようになってきたとの事で、「汚れの位置の変化が子供の成長を視覚化しているようで、それも素敵かな」というコメントも。「家はそうやって少しずつ表情を変え、住み手がそれに手を加える。だから住宅はモノではなくて、家族の一員だと思えてきたんです。」という設計者の胸を打つ素晴らしい一言も頂きました。まったく僕も同感です。

そんな素敵な御家族の協力で、撮影もスムースに進み、2時半ころには無事終了。
帰りの飛行機が遅い便だったので、少し建物を見てから帰ろうと東京に戻りましたが、見学したいと思った建物が、バスなどに乗り継いで行くような場所にあり、そうしたタイムロスなどを考えると・・・今回は余裕を持って空港に行き、ラウンジで少し仕事をした方が賢明であるという結論に至りました。いつもは出発ギリギリに空港に着いて、息を切らせながら手荷物チェックを受ける事も多いのですが、今日は出発3時間前に空港入り。さすがにちょっと早すぎですよね?(aka)
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今日の文章とは関係なく、昨日住宅街を歩いて撮った写真です。

やはり暑いですね

2011 年 5 月 15 日

今日は出張中のため写真はありません。アイフォーンでは写真のアップはできませんでした・・・。

2011年5月15日:

お昼ころ東京着。ここ数年話題になっている建物で、気になる(疑問点が多いもの、あるいは理解したいと思うもの)をいくつか見て回りました。

夕刻からはオペラシティで開催中の、写真家・ホンマタカシの「ニュー・ドキュメンタリー」展を見てきました。世界を可能な限り客観視しようとする(?勝手な僕の理解、あるいは印象ですが・・・)氏の作品、姿勢、展示に刺激を受け、考えさせられました。なかなかこうした気持ちになる展覧会はあまりないと思うのですが…。不思議です。
自分の建築にも将来的に何か影響が出てきそうな気もしています・・・。

ところで、歩いたせいもありますが、やはり東京は暑いですね。今日も気温は20度以上で日差しも強い。初夏という言葉がぴったりです。半袖姿の人も多く見かけました。逆に見かけなかったのは外国人の姿です。驚くほど少ない。そしてうわさには聞いていましたが、節電の為、すべての場所が確かに暗い。それでも機能的に問題があるわけではなく、ヨーロッパ並みの明るさといった感じです。この夏は日本人の忍耐力が問われそうです。(aka)

土曜日は休日ですか?

2011 年 5 月 14 日

僕らの事務所は一応、土曜、日曜、祝日が休みという事になっています。しかしながら予定通り進んでいない作業があったり、週明けまで区切りをつけたい仕事があったり・・・と言う訳で、休日に事務所へ行っても結構な確率で誰かが出勤しております。週末は電話なども少なく、気持ちを集中させたい作業などには良い環境だからというのも休日出勤(?)の理由のようです。

2011年5月14日(土):

土曜日は一応休日という事で、まずは個人的な用事を済ませます。
先週末、歯が少し欠けてしまったので、いつもの出勤時間よりも早い時間に家を出て(貴重な休日なのに・・・)、南区の歯科医院へ向かいました。近くに道立の大きな公園があり(真駒内公園)、満開の桜の下、多くの市民がジョギングなどを楽しんでいる姿が見えたので、帰り道ちょっと車を停めて桜を眺めてみました。
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自宅に戻り、妻の買い出しに付き合った後、軽い昼食を取り散髪へ。
ようやく札幌も暖かくなってきたので、今回は少し短めの『夏仕様』にしてもらいました。

その後は・・・やはり今日も事務所に向かいます。明日から東京出張なので、どうしても今週中にひと区切りつけたい仕事があったのです。すっきりした気持ちで飛行機に乗りたいですからねぇ。
事務所に行くと・・・今日は誰も居ないようです。ひとり事務所で仕事をするのは嫌いではありません。けっこう穏やかな気持ちになって仕事が捗ったりします。

誰もいない事務所を眺めて気付いたのですが、スタッフが居ないと作業台の上に置かれた模型達が妙に存在感を持つんですねぇ。位置や数はいつもと変わらないのに。せっかくなので、模型の写真を撮ってみました。少しご紹介させて頂きますね。(写真は年内完成予定のプロジェクト(店舗などインテリア設計を除く)です。)

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正真正銘の旗竿敷地に建つ住宅プロジェクト。

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都市と森の風景を同時に楽しめる住宅プロジェクト。

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札幌市北区に建つ賃貸集合住宅のプロジェクト。

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海を見下ろす丘に建つ住宅プロジェクト。

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傾斜地に建つスリムな住宅プロジェクト。

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敷地面積12坪に建つ都市住宅プロジェクト。

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公園の様な内部空間を持つ住宅プロジェクト。

明日は東京へ。月曜は神奈川にて昨年春に竣工した「ショウナン・ノイエ」の1年点検と、建物の撮影があります。(aka)

もう金曜日ですか・・・

2011 年 5 月 14 日

いつものことながら、あっという間に金曜日ですね。僕らの事務所では金曜日の朝はスタッフ全員で事務所を掃除することになっているのですが、週末は何かと朝一で出掛ける事が多く・・・今日も僕は掃除に参加していません(もちろん意図的?ではありませんよ)。

2011年5月13日(金):

住宅リフォーム物件引き渡しのため、自宅から直接札幌市南区の現場に向かいます。途中、スタッフsunの自宅に寄り、彼をピックアップ(僕の自宅とsunの家は結構近い)。今日は朝から雨模様でしたが、都心部を通過しないルートなので車の流れもスムースで、約束の時間前に到着。クライアントは既に引っ越しモードのいでたちでしたので、邪魔をしてはいけません。簡単なやり取りを交わして事務所に戻ります。

帰り道、足元の水たまりには桜の花びらが集まっていました(北海道は今が桜の季節です)。
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事務所に戻って、滞っているエスキースや作図を進めようと気合いを入れていたのですが、メールや郵送物から新たな指令が!? ありがたいことなのですが、色々なイベントや展示などにお誘い頂き、その為の資料を大急ぎで準備することになりました。研修中のtakと急いで打ち合わせをして、資料・プレゼンの作成に取り掛かってもらいます。

先日現場を確認した大正時代のビルをカフェにするプロジェクトですが、とりあえずラフプランをもとに、夕刻から事務所にて打ち合わせをすることになりました。今日はカフェを運営するクライアント関係者の方3名と僕の計4人で意見交換です。目指す方向性がおよそ見えてきました。打ち合わせ終了後、手描きのラフ図面を手直ししながら、takに準備してもらった資料をチェック!金曜日もいつもと変わらず矢の如く過ぎ去っていくのでした・・・。(aka)

春の日差し

2011 年 5 月 13 日

日記風ブログ4日目。もう4日と見るか、まだ4日とみるか・・・。 難しいところです。

2011年5月12日(木):

朝一番で新しい住宅プロジェクトの敷地を見に行きました。クライアントご夫妻が敷地の御近所にお住まいなので、施工会社の担当者も含め現地を一緒に見ながら、周辺環境の読み解きや、そこからイメージされるプロジェクトの方向性、可能性などについてざっくばらんな意見交換をすることになったのです。周辺は静かで緑が多く、キラキラした新緑に包まれていたのですが、遠方に見える標高が高い山々には、まだたっぷりと白い雪が残っています。もうすぐ春紅葉を見る事が出来そうですね(みなさんは春紅葉を御存知ですか?)。こちらのプロジェクトは今年の秋頃から本格始動します。
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午前中のうちに事務所に戻り、メールのチェック。雑誌やデザイン系のウェブとやり取りしているデータの準備状況や、締め切り日などについて研修生takと確認作業をします。その後、近々着工予定の傾斜地に建つ住宅プロジェクトの確認申請書類準備。昼食後、スタッフsunが別件の打ち合わせも兼ね、審査機関に行き提出してくれる事になりました。

今日の僕の昼食は学生食堂で。午後は非常勤講師として北海学園大学の設計演習(3年生)の授業があるからです。昨日は北海道工業大学でしたから、週2回は学生食堂で昼食をとっています。
夕刻まで多くの学生達と設計課題についてディスカッションした後は、贈答品購入のため市内の店舗へ向かいました。

事務所に戻ったのは日が落ちる頃。ここからがお仕事の時間です(?)。
大正ビルカフェプロジェクトの図面を、最近では珍しく手描きで準備しています。(aka)

夕陽

2011 年 5 月 11 日

日記的ブログ3日目です。

2011年5月11日(水):

朝、電話にて色々な手配を済ませてから非常勤講師をさせて頂いている北海道工業大学へ。3年生の設計演習を担当しています。昨年からお昼を挟んで3コマの授業となり、水曜日はほぼ終日学校に居ます。
建築への純粋な情熱を持った学生達とのディスカッションは、僕にとって重要な時間です。半期で二つの設計課題をこなすのですが、彼らの設計案に対する僕からのコメントは、その学生へのコメントであると同時に僕自身へのコメントでもあるからです。ようするに学生達と話すこと(言葉にすること)で、普段自分が気付いていない僕自身の思考や興味の対象が見えてくることが時々あるのです。学生に向かって『建築家の心構え』的事柄をそれらしくコメントをした後に、『僕自身、それを実践できているのか!?』と自省することもしばしばですが、そうした機会があることも重要だと思っています。仕事に追われると大事な心構えを忘れてしまったりしますから。夕陽が落ちる頃学校を出ました。
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お世話になっていた腕の良い職人さんM棟梁が突然亡くなられた。その方の葬儀に向かう。

M棟梁とは仕事以外にも縁があって、奥さまや御子息とも僕の趣味であるスキーを通じて昔からお付き合いがあった。本当に突然の訃報で、なんと気持ちを表現したら良いのか言葉が見つからない。ましてや御家族の気持ちはいかばかりか。胸が痛む。

棟梁、ありがとうございました。
心からご冥福をお祈り申し上げます。 (aka)

日記2日目

2011 年 5 月 10 日

おっと危ない。日記的ブログ2日目にして思わず挫折するところでした。ブログをはじめてから一度も『連日更新』したことがないので、せめて1週間程度は続けたいと思っております。

2011年5月10日(火):

スタッフsanと昨年竣工した「カワゾイ・ノイエⅡ」の1年点検へ。クライアントの方がとても綺麗に使って下さっていることに感謝します。敷地には建設前からここにある木蓮の白く大きな花。緑が一斉に芽吹く北海道の春です。点検の後、京都と熊本の美味しいお菓子を頂きながら、今年工事予定の外構(植栽など建物の外回周りの工事のこと)の打合せをしました。
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事務所に戻って昼食の後は、近々札幌近郊の都市で着工を予定している住宅プロジェクト(仮称I邸)について工事業者さんとの打合せです。工事金額についてディスカッション。

急ぎのプロジェクトのエスキース(構想を練ること)を少し進めた後、研修生のtakと前述のI邸プロジェクトの敷地へ向いました。もちろん設計前の敷地調査で写真は何枚も撮ってあるのですが、迷いや問題が生じた時はまず敷地に行くべし。修行時代の先輩の言葉です。

夕方、事務所に戻ってからtakと問題解決策について打合せ。午後にやり掛けたエスキースを再び進める。急がねば。(aka)

語尾変更宣言。

2011 年 5 月 10 日

お気付きの方も多いでしょうが、このブログ、昨秋からakaの文章は語尾を「である」調にしておりました。これは、弊社のスタッフmatやsunによる書き込みと区別する為だったのですが、どうも日常の僕には「である」調が似合わない。そもそもこのブログ、「Akasaka Shinichiro Atelier の『日記』」というタイトルですから、もっと気軽に肩ひじ張らず普段着姿で更新したい。という事で私akaは連休明けの今日から「です・ます」調に復帰!

それを記念して(?)、少しのあいだ「日記」的に僕の日常をお伝えできればと思います。

2011年5月9日(月):

朝一でスタッフのsun と札幌市南区で進行中の住宅リフォームの現場へ。今週末引き渡しの予定なので、今日は事務所検査。
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昼前には事務所に戻り、ランチの後は札幌市中央区に建設される木造住宅プロジェクトの構造に関する打ち合わせ。構造家のYさんに事務所に来ていただき、ドーナツ型(?)の住宅と、木造3階建て狭小住宅の構造についてディスカッションを重ねました。

夕方からは大正時代に建てられたビルの一角をカフェにするプロジェクトの打ち合わせ。以前入っていた店舗の内装解体が終わったとのことで、クライアント、内装業者さんと共に現況を確認し、その場で簡単な打ち合わせを行いました。1105092.jpg

事務所に戻り、スタッフ全員で『月曜ミーティング』(いつもは月曜の朝に行いますが、今朝は現場に出ていた為この時間に)。今週のスケジュールを確認し合います。

その後、少し溜まり始めている幾つかのプロジェクトの図面を描きました。連休中も作業したのですが、納まりなどで悩んでしまうと、なかなか進まないものです。帰宅時間は・・・秘密です。 (aka)

節電?

2011 年 4 月 16 日

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札幌駅と地下鉄大通駅とを繋ぐ地下歩行空間が震災直後に開通した。これにより、既存の地下街や地下通路の合計距離(地上に出ずに歩ける距離)は南北1.8㎞、東西1.2㎞と、結構な長さとなる。

先日、はじめてその地下歩道を歩いてみて、適度な明るさ(程よい暗さ)の照明計画に好感をもった・・・ が、天井を見てみると、点灯していない照明器具がかなりある。出口に近付くと「震災に伴い節電中」という貼紙。

震災に関係なく、地下通路はこのままの明るさで十分だと思う。それで気付いたのは既存の地下街や地下鉄駅構内の過剰な明るさである。照明計画を見直せば地下の落ち着いた雰囲気を持たせつつ、かなりの節電が出来るのでは?市営交通の赤字解消手段のひとつとしても是非検討して頂ければと思う。(aka)

生を思う。

2011 年 4 月 2 日

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競馬には詳しくない。しかし、先日ニュースで見た「ドバイワールドカップ2011」で日本の競走馬「ビクトワールピサ」が優勝したのを見て涙がでた。世界最高峰レースの一つに数えられるこのレースで、日本の競走馬が優勝したのは初の快挙とのこと。震災で傷ついた日本を勇気付けようと、スポーツ選手やアーティスト達が様々な支援活動を展開してくれているが、このレースがことさら僕の胸を打ったのは、人の言葉を持たない動物が、行動をもって「ほら。日本のみんな、がんばろうよ!」と励ましてくれた気がしてならなかったからだ。腕に喪章を付けてレースに挑んだデムーロ騎手(イタリア)が「日本の為に勝ちたかった」と大泣きしながら日の丸をはためかせてくれたのも心に響いた。

現在避難所生活をおくる被災者の中には、やむなく家族同然のペットを置き去りにしなければならなかった方や、手塩に掛けて育てた牛や鶏などを残したまま避難することになった酪農、畜産家の方々も多いと聞く。残す者、残される者、双方の気持ちを思うと胸が傷む。

震災で亡くなった多くの方々の思いはもちろん、言葉に出来ない動物達の気持ちにも耳を傾けると、生かされた私達は心をひとつに困難を乗り越えていくと誓わずにいられない。(aka)