喧騒
2010 年 9 月 17 日 金曜日
週に2,3度、出勤前に1時間ほど散歩をしている。
毎年ある時期、運動不足の感を強くし、追い込まれた受験生のように何かしら運動を始めている。
無理な早起きをし走ってみたり、ローラーブレードで遊歩道を滑り降りてみたり、半分壊れた自転車で通勤してみたり・・・
油断するとすぐに挫折してしまうのが恒例だが、今年は妻に誘われ、なんとか散歩を続けている。
先日の早朝散歩で、山に隣接し、たくさんの樹木が茂る大きな公園を横切った。
誰もいない広場を通り過ぎようとした時、木々の合間からまあるい空が見えた。
坂道を登り早くなった鼓動を鎮めてくれるかのように、ぽっかり開いたまあるい空は美しい青色を僕らに届けてくれる。
同時にまあるい空は都市の喧騒を拾い、現実とほんの僅かな時間差を持ってスピーカーのようにノイズを再生し続ける。
それは発電所のタービンのような音。まさに都市が動き始める「鼓動」のような音だった。
早朝の低い光に照らされた煌めく森とのコントラストのせいか。日常、その喧騒の中にどっぷりと浸かっていても気付かぬ音が、ここでは立体メガネをかけたかの如く抜き出され、時に強調され、誰もいない早朝の公園で日々再生され続けているのだ。 (aka)