2010 年 9 月 のアーカイブ

秋の天気

2010 年 9 月 25 日 土曜日

先日、札幌市西区に建つ「タカマド・ノイエ」の撮影があった。
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建築物の撮影は、天気と密接に関係する。晴れているから良いというものでもない。その建物の特徴や、設計意図などを他の人に写真を通して伝える為に、あえて曇りの日や、朝霧、雨で周辺が濡れている時など、様々な天候を利用する。いや、天候と言うよりむしろ天候の変化による「光」の変化を利用していると言って良いと思う。カメラは光を捉える装置なのだ。そういう意味で写真機と建築は、やはり似ている。

さて、その重要な光を変化させるのは時間と天気。しかしこの夏以降の天気はなかなか読めない。驚くほど天気予報を裏切ることも日常茶飯事。これを温暖化の影響などと言い括ってしまいたくはないが、今年の札幌の暑さや湿気を想い起すと、気付かぬうちに体がそれに同意し、頭は頷いていたりする。

「タカマド・ノイエ」撮影時も、晴れているのに小雨が降っていたり、敷地周辺エリアだけ濃いグレーの雲に覆われて急に日差しを失ったりと、とんと見当がつかない。

いよいよ朝晩が寒くなってきた。本格的な秋到来か。ただでさえ秋の空は変わりやすいと言うのに、まったく今年の天気は輪をかけて気まぐれである。用心。用心。

(aka)

秋のオープンを目指して

2010 年 9 月 21 日 火曜日

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以前ブログでお知らせした札幌市中央区・円山エリアでのMビルプロジェクト。
秋のオープンを目指し、急ピッチで工事が進んでいる。

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デザインに関わる仕事をしているクライアントの要望に応えるため、4つのテナントが小さな中庭を挟んで向かい合うシンプルな構成が選択された。中庭や前庭は、小さいがそこに植えられる樹木や草花を通じ、近隣にある大きな公園と関係付けられる。
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来月にはテナント工事が始まる予定。
(aka)

喧騒

2010 年 9 月 17 日 金曜日

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週に2,3度、出勤前に1時間ほど散歩をしている。
毎年ある時期、運動不足の感を強くし、追い込まれた受験生のように何かしら運動を始めている。
無理な早起きをし走ってみたり、ローラーブレードで遊歩道を滑り降りてみたり、半分壊れた自転車で通勤してみたり・・・
油断するとすぐに挫折してしまうのが恒例だが、今年は妻に誘われ、なんとか散歩を続けている。

先日の早朝散歩で、山に隣接し、たくさんの樹木が茂る大きな公園を横切った。
誰もいない広場を通り過ぎようとした時、木々の合間からまあるい空が見えた。
坂道を登り早くなった鼓動を鎮めてくれるかのように、ぽっかり開いたまあるい空は美しい青色を僕らに届けてくれる。
同時にまあるい空は都市の喧騒を拾い、現実とほんの僅かな時間差を持ってスピーカーのようにノイズを再生し続ける。
それは発電所のタービンのような音。まさに都市が動き始める「鼓動」のような音だった。
早朝の低い光に照らされた煌めく森とのコントラストのせいか。日常、その喧騒の中にどっぷりと浸かっていても気付かぬ音が、ここでは立体メガネをかけたかの如く抜き出され、時に強調され、誰もいない早朝の公園で日々再生され続けているのだ。 (aka)

マナー

2010 年 9 月 4 日 土曜日

先日、札幌市郊外でペットボトルのリサイクル事業をされている、その名も『北海道ペットボトルリサイクル株式会社』さんを見学させていただく機会がありました。ここは様々な自治体などが回収した使用済みペットボトルを購入、フレーク状に加工し、それを材料(主にシートなどに加工される)として出荷している企業です。

係の方から色々なお話を伺ったのですが、僕がもっとも興味深かったのは、自治体の違いによる、マナーの差です。

これを見て下さい。きれいにまとめられた『透明』なペットボトル。
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これは札幌市の隣、江別市で回収されたペットボトルだそうです。
キャップもちゃんと外されています。

一方で、こちら、『カラフル』なペットボトルの山。
綺麗!なんて思ってはいけません。
リサイクルの邪魔になる、ラベルが付いたままなのです。
もちろんキャップ付き。
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実はこれ、札幌市で回収されたペットボトル。

これはマナーの違いの視覚化です。
あまりにも違い過ぎます。
江別市のペットボトルは中もしっかり水洗いされています。
工場内でのニオイにも差がでます。マナーの嗅覚化です。

隣接する2つの市で、ここまで違いがあるとは驚きです。

聞くところによると、江別市ではかなり前からごみの分別、回収方法、マナーの徹底などが、自治体によって積極的に行われていたそうで、回収したペットボトルが綺麗=質が良いということで、使用済みペットボトルの購入価格も江別市のモノは高値がつくとのこと。市民のマナー向上が、自治体の収入アップにもつながり、その結果、市民にも何かしら良い形で還元されているはずですよね。

皆さんの住む街は、どんなマナーを身につけた人々が暮らしているのでしょうか。

この見学後、ペットボトルをすすぐ回数が増えた赤坂でした。
(aka)
 

オープンデスク2010夏

2010 年 9 月 1 日 水曜日

弊社スタッフmatからの報告にもありましたが、フランスから来ていたアーサー君は、先週帰国の途に着きました。普段は若干シャイな20歳の彼でしたが、建築の話しになるとスイッチが入ります。オープンデスクに来ていた1ヶ月間、何度か食事(日本の食べ物は結構お口に合ったようです)をしたり、札幌の街を案内したりしましたが、その食事中や移動中、街並みや建物の話しになると彼なりの考えをエネルギッシュな言葉で一生懸命語りはじめます。仕事中は黙々と作業を進め、自分のアイディアがあれば幾つかのネタ(図面やスケッチ、模型など)を用意して考えをしっかり熱く説明します。この主張が強くしっかりした辺り、受身が多い同世代の日本の学生との違いを感じました(実際彼は飛び級しているので20歳の日本の学生とは学年が違うのですが・・・)。

実際のところ僕自身も主張が強いタイプではない(?!)ので、いろいろと考えさせられるところもありました。

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さて、日本の学生も負けてはおりません。長い夏休みはまだ続いているわけで、今年もいろいろな学生がオープンデスクに参加してくれています。まずは模型です。小さいものは一人で。大きな模型は数人で協力し合いつくります。

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スケール感がわからない写真ですが、北海道の東エリアにある街に建つ予定の某学生寮プロジェクト。1:30の模型。
僕とアーサーが配置計画などをまとめ、スタッフのtanを中心に学生達が手伝ってくれました。

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部屋の間は室内街路のようになっており、敷地にある既存樹木を避けて折れ曲がっています。
家具や階段は学生達が作ってくれたものです。
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そんな建物内部の街路(プロムナード)に学生達が集います。

そのほか、簡単な図面の手伝いや、書類作成、資料の取りまとめ、少し長く来てくれている学生は工事現場に連れて行ったり、タイミングが合えば既に完成している作品の内部を見てもらうチャンスもあります。

オープンデスクを受け入れているのは、僕も含めたスタッフが、日々の仕事に忙殺され忘れがちなチャレンジ精神や建築を楽しむこころを、学生と接することで常に持ち続けたいからです。(aka)