2010 年 2 月 のアーカイブ

それぞれの4年間

2010 年 2 月 20 日 土曜日

ご無沙汰しておりました。今年初のakaブログです。

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さて、日本勢のメダルも増え、バンクーバーオリンピックは盛り上がっていますね。

学生時代、スキーに打ち込んでいた僕にとっては夏のオリンピックよりむしろ冬季オリンピックのほうが観戦に力が入ります。’72年に札幌でオリンピックが開催されたことも関係しているかもしれませんね。

というわけで、深夜のダイジェスト、あるいは早朝のライブ映像で様々な競技をチェックしているのですが、前半戦で最も印象に残っているのは、やはりモーグルスキー上村愛子選手の滑りです。考えさせられたのは4位という結果ではなく、4年という時間の積み重ねと、ほんの数十秒の舞台という「時間のバランス」についてです。

考えてみると、冬季オリンピックでは多くの種目で複数回競技できるようになっています。これは冬季の競技が自然環境に大きく影響を受けることから来ていると思いますが、例えばスキージャンプやスピードスケート、ボブスレーやリュージュなどすべて2本滑った合計タイム、あるいは合計スコアで順位が決まります。アルペンスキーではコースの荒れ方に差が出るため、2回目のスタート順は1回目順位が下位の選手から滑走します。フィギアスケートでもショートプログラムとフリーの合計点ですし、スノーボードハーフパイプでは2本滑ったうち良い方のスコアが採用されます。カーリングでは予選からリーグ戦となっていますから、決勝に残れなかったチームでもオリンピックの舞台で10試合程度の経験を積むことができます。

しかし!モーグルはあんなにも難易度が高く、過酷な競技なのにも関わらず、たった1本の滑りで順位が決まってしまう!

たとえて言うなら日本からバンクーバーまで徒歩+泳いで4年目にやっとスキー場にたどり着き、リフトの1回券を買って1本滑ったのを見て採点されたようなものではないか!(4年間の練習・努力は歩いてたどり着くよりもっと過酷なものであったと思うが)。

だから上村愛子選手(もちろんその他のモーグル選手も同様)の4位というのは、見ていて本当に悔しかった。滑っていない僕が競技の次の日もモヤモヤした気持ちで過ごしたほどなのですから。

だからといってこんなに熱く語ってもルールを変えることはできず・・・この事実を角度を変えて見てみると・・・その一瞬の為に4年間がある。だからこそ見る人は感動し、選手はみな美しいのだ!ということになりました(事務所での昼食時にスタッフと弁当を食べながらの話・・・。スミマセン)。

ビエンナーレ、トリエンナーレ。設計事務所も4年に1度だけ仕事をすると、すばらしい作品がうまれるかも???

(aka)